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【報告】山﨑都世子監督映画上映会(7月9日)

 

先日の土曜日は、飯沢耕太郎さんのコラージュにつづき、夕方からは山﨑都世子さんの映画の上映会。

 

1994年、当時、映像をまなぶ学生だった山﨑さんは、西成でドキュメンタリーおっちゃん ~私の知らなかった世界~」を撮った。そして、翌年の1995年にも、もう一本、西成のとあるキリスト教会に集まる人びとを主題とした作品「パンとキリスト」を撮影したこの日の上映会では、それら二本をカマメで上映し、そのあと質疑応答形式で山崎さんに自由に語っていただいた。

 

いずれの作品とも、西成で上映するのははじめてとのこと。

山﨑監督もそうであったかもしれないが、私自身、地元の人がみてどんな反応があるかが気になった。みんな熱心にみてくれた。そして質疑応答もいい感じだった。そのときにわかったのであるが、撮影がされた教会に通っていたことがある男性が何人かいた。

通いはじめたきっかけは「パン」であったかもしれない。しかし、そのうちそうではなく信仰的なものに惹かれていったという意見があげられた。また、べつのある人は、何か生き方を変えるためのきっかけとなるのではないかと通ったが、長くは続かなかったという率直な意見を述べてくれた。

  

どちらの映像にも、1990年代の西成に生きる人びとの素顔が生き生きと写されていた。そして(カメラをまわしているからもちろん姿はでてこないが)彼らと絶妙に絡む20歳前後の山﨑さんもそこにいた。映像の学校の課題として、天王寺界隈を撮影地として作品をつくることになったときに、ほかの学生は動物園などで撮影したが、彼女はそうではなく、西成に生きるおっちゃんの世界を選んだ。

 

西成・釜ヶ崎は、いろいろな面で変化はあるが、おっちゃんの街であるという点は現在も変わっていない。17年前に、ひとりでこの街を訪ねカメラをまわした山崎さんが、いま、ここでその作品を上映し、そしてこの街に住むおっちゃんと自然な感じで対話をしている。一度かかわった土地とこのようなかたちで長く関係をつくっていくことはなかなかできることではない。わたしは、山﨑さんと西成のおっちゃんとの対話の場に立ちあえたことがうれしかった。 お)

 

 

 

 

 

 

 

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